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東北の農家で生まれ育ち、隣村に嫁いだ義母。
高血圧だったものの、97歳で亡くなるまで足腰は
丈夫で、元気に一人暮らしをしていました。
その義母が手作りする味噌ときたら、、、
震え上がるほどしょっぱくて!
でも「近所の〇〇さんが、あんたのとこの味噌は
うんと美味いねえ〜」と褒めるんだと自慢の味噌
でしたが。
そして、それに漬けたきゅうり、ゴボウや人参の
味噌漬けも然りで、まるで塩漬けのよう。
さらに私が驚いたのは、塩シャケ(昔は保存のため
塩がいっぱい)の身を食べてから、残った皮に熱湯を
かけて「うまい!うまい!」と義母が飲んでいたこと
でした。
東北の農村部がそうだったようで、しょっぱいおかずで
ご飯を食べるのが日常、高血圧が問題視され出したのは
ここ半世紀ほど、、、いやもっと前かな?
いずれにしても、すごい塩分量を食べていました。
でも、実によく働いていました。
朝は明るくなるとすぐに畑に行き、軽く朝食を済ませて
また昼頃まで畑。
そして、午後は昼寝、それからまた夕方まで畑。
夏場はすごく汗をかいて、、、晒しの襦袢もかすりの
野良着も汗でびっしょり、顔からも玉のような汗が
吹き出していたので、これなら、多少塩分を取りすぎても
大丈夫なのかも、、、と思ったものでした。
実際とても元気でしたし、逆に塩分を取らなかったら
「熱中症」で倒れたかもしれません。
さすがに90歳をすぎた頃からは、家の周りを耕す
くらいになったので、「高血圧の薬」を服用して
いましたが、それでも、夏はそれなりに外で汗を
かいて扇風機とうちわで涼をとっていました。
一方、私の母も長寿で95歳でなくなりましたが、、
東京に住んで、やはり年相応で血圧の薬を服用しながら
塩分に気をつけた食事をしていました。
夏には、熱中症を心配して机の上には「塩あめ」と「水」
そして熱中症アラームを置いて終日クーラーの中で
暮らしていました。
「塩分控えめの食事」に「塩あめ」ですか?
買い物も殆ど「生協」で、デイ・サービスに出かける
位でしたから汗は全くと言っていいほどかきません。
で・・・90歳で殆ど寝たきりの生活になりました。
最近は、温暖化の影響で「熱中症」を心配するあまり
特に都会では、夏場は高齢者は日中外に出歩かなくなり
汗をかかなくなったように思います。
夕方、涼しくなってから散歩、、、もいいですが。
ただでさえ新陳代謝が弱くなる高齢者が安全に汗をかく
にはどうしたらいいでしょうか?
高齢になるほど「ジム」に行かれる人は少なくなるし、
今年の夏は猛暑とか?
義母のように、夏は夏らしく汗をかける老後の生活が
理想です。
ちなみに義母の口癖は、、、
「あんた(私)の作る味噌汁は、馬鹿みたいな味だ!
こんなうすい味噌汁を飲まされる息子はかわいそう」
でしたよ。。。