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久し振りに映画を観てきました。
「土を喰らう十二ヶ月」
作家・水上勉の料理エッセイ「土を喰う日々 わが精進十二カ月」
を原案に、原作の豊かな世界観に着想を得たオリジナルの物語。
(映画の紹介より)
作家のツトム(沢田研二)は、人里離れた信州の山荘で、
犬のさんしょと13年前に亡くなった妻の八重子の遺骨と
共に暮らしている。口減らしのため禅寺に奉公に出され、
9歳から精進料理を身に着けた彼にとって、畑で育てた
野菜や山で収穫する山菜などを使って作る料理は日々の
楽しみのひとつだ。
とりわけ、担当編集者で恋人の真知子(松たか子)が
東京から訪ねてくるときは、楽しさが一段と増す。
沢田研二の存在感が、心にず〜んと響く良い映画でした。
あのジューリーが74歳になってこんなに渋い俳優さんに
なったなんて驚きです。
映画に出てくる食材はスタッフが、実際に畑で育てて収穫。
料理したという徹底ぶりだそうで。
原作の「土を喰らう日々」水上勉著 は以前読んだことが
ありますが、この映画を見るにあたってKindle で読み返し
ました。
映し出されるシンプルで美味しそうなお料理は、書籍
「土を喰らう日々」の中に丁寧に作り方が書いてありました。
映画の中でのご飯はいつもてんこ盛り。
旬の食材を使って、基本は1汁1菜+梅干し の精進料理。
以前は何気なく本を読んだだけでしたが、改めて映像で見ると
作ってみようかな、、、という気持ちになりました。
映画の中の台所はレトロでこんな感じ、、、
土と共に土を喰らう生き方、、、食べることは生きる基本、、、
これからの生き方の指針になるような、、、
お金をかけるだけではない最高の贅沢な生き方を描いていて、
こういう映画を待っていたという感じです。
ちなみに、原作での水上勉は軽井沢在住でしたが、心臓病を患い
軽井沢の寒さを避けて隣町の東御市に移住されたとのことですが、
この映画のロケ地は長野県白馬村、、、
白馬岳でした。。。
今年の干支、虎の子兄弟です