グランマの信州日記

〜ここ信州で生きて行く〜

生活の原点とは / 洗濯物をたたんでしまうという発想はない

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気持ちの良い五月晴れの1日でした。

 

 

こんな日は、冬物の洗濯や片付けをしたいし、、、

窓を全開にして隅々まで掃除機をかけて家の中をさっぱりとしたい。

でも、ポットの中でぐんぐんと育つ野菜の苗もそろそろ植え替えたいし、、、

雑草も気になります。

 

「あれも、これも」やりたいことは多いけれど、身体が追いつかず、、、

特に庭仕事に精を出すと、もう疲労困憊で暫くは何もする気になりません。

 

八ヶ岳  白い部分はレタス用のマルチです)

 

ふと、、、今は亡き義母を思い出しました。

 

近所の人から「あんたは本当によく働くねぇ」と言われるのが何よりの自慢で

真夏の日中以外は畑か庭でいつも野良仕事をしていました。

 

当然、家の中を片付けている暇はないので雑然としていました。

 

野良仕事でびっしょりと汗をかくので、洗濯は手洗いで日に何回もしていましたが、

乾いた洗濯物をたたむのはみたことがありませんでした。

 

「どうせ、またすぐ使うから・・・」と取り込んだ洗濯物を背の低いタンスの上に

バサっと山のように置くだけ。

 

野良着以外の洋服も、畳の部屋に無造作に積み上げられて、、、

部屋の隅と隅を結んで張られた紐に、ヒョイと掛けられている服もありました。

 

そもそも洗濯物をたたんでしまう、、、という発想はなかったようです。

 

台所も然り。

一応戸棚はありましたが、茶碗などはざるの中に、、、鍋釜は床に置いて、、、という風でした。

 

こんな感じで、昔の農家は似たり寄ったりではなかったかと推測します。

 

田畑で一生懸命働いて、家族の食事を作って食べて、それだけで1日が終わる。

家のインテリアだの断捨離などとは全く無縁の世界。

 

こう考えると、今風の気に入ったものだけでスッキリ暮らすとか、物を置かない生活

とかは、とても贅沢な生活のように思えてきます。

お金さえ出せば何でも買えるので捨てるのも簡単なように。

 

汗水垂らして働いて生活していた一昔前を思い返して、この先お金だけに頼ることなく

「生きて行くには何が必要か?」と生活の原点に立ち戻ってみようと思います。

 

バリバリと身体が動く若い時と違って、できない事が多くなる年代。

家の中が多少散らかっても埃臭くてもよし。

まずは義母を見習って、最優先に野菜を育て料理をする・・・それだけでいい。

 

ちなみに義母は田舎の人特有の塩分過多の「高血圧」でしたが、あふれるような汗で

塩分を洗い流していました。

 

97歳まで元気で、残念なことに不慮の事故で亡くなりました。。。

 

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