グランマの信州日記

〜ここ信州で生きて行く〜

今は年をとるのがわたしの番 / 「極める」

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いつからだったでしょう?

「将来」という言葉を使わなくなったのは、、、

遠い将来も近い将来も含めてです。

 

60代になった時は、亡夫の闘病もありましたが、

仕事を辞め、信州の空気の良いところでのんびりと家庭菜園を

やって、時々ドライブして地元の美味しいものを食べ歩きたいと

まだ楽しく将来を考えていました。

 

でも、70代になってからは老いを意識するようになって、、、

「将来」イコール「病気」「認知症」「寝たきり」などの「不安」に

つながり、将来を楽しくというイメージは消え去りました。

 

そしてその日暮らしというか、、、よく言われように、、、

一日1日をそつなく過ごして、日々を楽しむという典型的な老後の

生活を送るようになりました。

 

 

 

昔、観た映画のワンシーンで心に残っているのは、、、

老人が若者に「歳をとって一番悲しいのは、若い頃のことを覚えて

いることだ」と話す場面です。

 

確かに若い頃は、、、疲れ知らずで元気だったし、何を食べても美味しくて、

何をやっても楽しく笑って、辛い挫折もたくさんあったけれど、それすら

跳ね返しバネにする若さがありました。

 

 

 

私の一番好きな本

「パリのおばあさんの物語」モルゲンステルヌ 岸恵子翻訳

 

  

 

その本の一節に、、、

 

「おばあさん。もういちど、若くなってみたいと思いませんか?」

おばあさんは、驚いて、ためらうことなく答えます。

「いいえ」

その答えはやさしいけれど、決然としていました。

「わたしにも若いときがあったのよ。

わたしの分の若さはもうもらったの。

今は年をとるのがわたしの番」

彼女は人生の道のりの美しかったことや、

山積みの苦難も知りました。

彼女の旅は厳しかった。

彼女の旅はこころ優しくもあった。

「もういちど、同じ道をたどってどうするの?

だってわたしに用意された道は、今通ってきたこの道ひとつなのよ」

 

あなたは、どう思うかしら・・・?

 

そう、、、わたしの若さはもう充分に堪能したはず。

今は年をとるのがわたしの番なら、それを楽しまなくては、

今を生きている意味がありません。

 

もし無事に80代を迎えられたら、、、

「70代は楽しかった」と胸を張って言えるように過ごしたい

 

旅行やグルメなど小さな楽しみの積み重ねも魅力ですが、、、

何かひとつ「極める」ものが見つかるといいんだけれど。

 

例えば「ワインを極める」とか、、、

でも、お酒が苦手だからダメですね。。。

 

 

今年の干支、うさぎ姉妹 応援ポチ ありがとうございます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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