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11月2日、NHK 朝イチで「どうする?実家の片付け」と
いう番組を放送していました。
- 親が亡くなった後、後悔しても遅い!
- 親が生きている間に実家をどう片づけるか?教えます!
- 嫌がる親を説得する方法
- 知っておくとスムーズ!プロが教える片づけのヒント
最近、本やTVなどで盛んに「実家の片付け」が話題になっていますが・・・
親が認知症になったとか、はたまたゴミ屋敷ならいざ知らず、、、
普通に暮らしている親の家なのに、、、
「親が生きている間に実家をどう片付けるか?」って必要ですか?
確かに高齢になると身体が思ったように動かなくなって片付けも出来
なくなる・・・だから手伝ってと頼まれるのなら別ですが、、、
娘といえども、実家に土足のように踏み込んで、、、
「片付けろ! 生きているうちに片付けろ!」と嫌がる親に迫るって
おかしくないですか?
確かに私の母も義母も物の無い時代、、、特に戦争を体験していたので
あらゆるものを溜め込んで、家の中は雑然としていました。
でも、それが母や義母たちの安心した暮らしだったと思うのです。
母は生前「私が死んでも、私の物は捨てないで」と言ったことが
あります。
「死んでから大事なものってあるのかしら?」とその時は思ったのですが
今この年になってわかるような気がしてきました。
母にとっては、命がある時には「生きている証の物」
亡くなってからは「生きた証の物」だったのでしょう。
また、「大事なことは、捨てる、残すは親に決めさせることです。」
と番組内で言っていましたが、、、
娘 「このお皿、どうするの?」
母親 「捨てないで・・・」
娘 「だって、この奥にも同じようなお皿があるわよ。 そんなに
何枚もいらないでしょう!」
・・・という具合に、親の意向より、結局 最終的には娘の意向で
破棄されるのです。
また番組内で「段ボールも何個も取ってある」とこぼしていましたが
段ボールくらい折り畳んで好きに取っておいていいじゃないですか。
最終的に捨てるのだって、リサイクルで簡単です。
実家を片付けないと、親が亡くなった後、後悔するのですか?
中途半端に片付けたって親の死後、残ったものは片付けるのですから、
何も無理に生前に片付けなくてもいいと思うのです。
それこそ大事な通帳とか印鑑はわかる所にしまっておくように言って、
あとは好きに暮らさせてあげればいい。
親子とて、暮らし方も価値観も違います。
片付けアドバイザーと娘が、勝手に自分のものを片付け始める、、、
今まで自分が生きてきた暮らしを一方的に整理するということは、
生きている今を否定されること。
番組内のお母さんの表情が悲しそうに見えたのは私だけでしょうか?
実は今住んでいる家も、息子さんが相続して家財全てが残ったままの
家でした。あまりの物の多さに息子さんもナス術がなく、値引きを
条件にそのままの状態で主人(亡)が購入したものです。
1軒目のかたずけ業者に見積もりを依頼ましたが、とてもじゃないが
手に負えないと断られる始末。
2軒目の業者は、それでも30万円で請け負ってくれました。
男性4〜5人で、朝8時から1日がかりでした。
ある本に、片付け費用は100万円以上掛かると書いてありましたが、
それは大袈裟な金額かもしれません。
最近では、心の籠もった小さなお葬式が流行で費用も安く済むようです。
以前は、墓守をする長男にその分費用を上乗せして相続させたものですが、
今は「遺品整理代」として葬式費用に数十万円加えて算段しておくという
のも一つの方法かと考えます。。。
今年の干支、虎の子兄弟です