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ますます鳥インフルエンザが広がって、卵の価格が上昇しています。
つい最近までイオンでは1パック178円の卵がありましたが、昨日行った時には
1パック208円になっていました。
ベイシア・スーパーでは、まだ1パック178円で売られていましたが値上がりは
時間の問題かと思います。
「 極 卵 」 仙川 環 著 小学館 1,800円 + 税 2014年発行
333 ページを 一気に、読みました。重~いテ-マ の本でした。
(紹介文より)
天使の卵か悪魔の卵か……。
吉祥寺にある有名自然食品店で売られている卵は、極上の味、
『極卵(ごくらん)』と呼ばれて大人気の商品だった。
しかし、この極卵を原因とする、食中毒事件が発生。
時間がたつうちに幼児の感染者が次々に死亡していく。
餌、衛生管理は完璧だったはずなのになぜ汚染されたのか。
疑惑を追い始めた元新聞記者の瀬島桐子。
桐子の同級生だった野々市純子の長男も中毒患者のひとりに。
純子はカリスママダムといわれブログ上では著名な存在だった。
被害が拡大していくなか、過激なまでに業者を糾弾していくモンスター消費者の
広告塔に祭り上げられる純子。話題性抜群と、事件を煽る新聞、テレビメディア各社。
そして事件の裏には遺伝子組み換え食品を手がける大企業の影が……。
偽装食品、遺伝子組み換え食品など時代を揺るがす事件が多発する現在、
食品の安全とは何かを鋭くえぐる社会派ミステリーの登場。
「これは、私の最高傑作」と言い切る医療ミステリーの旗手仙川環が二年に渡って
執筆した傑作書き下ろし作品。
本を読んでも卵を食べる事は、怖くはならなかったです。
卵は悪くなかったからです。
それよりも、食の安全について更に深く 考えさせられました。
「 遺伝子組換え 」「 消費者団体 」「 マスコミ報道 」「大企業の欺瞞 」
などが絡み合って、読んでいて苦しいけれど 読み進まずにはいられない。
小説というより、ドキメンタリ- 感覚の本でした。
文中で、いみじくも 主人公が 自分のことを
「 無知で 問題意識が低く、勉強不足の 消費者 」 だと言っていましたが、、、
私自身も それを 痛感させられた 本でした。
10年も前に発行された本ですが 、食糧危機で昆虫食が話題の今この時に読んで
良かったと思いました。。。
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