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どんよりとした曇り空、、、夕方からは本降りの雨。
これは朝、二階の窓から、、、長野県 360度山に囲まれています。
(浅間山ではありませんが・・・)
こんな日は、本を心置きなく読むことができます。
夫が亡くなって早5年。
解放されようで、気が楽になったと友だちの前では強がりますが(半分本当かも・・・)
やっぱり時折、もっと生きていて欲しかったと寂しく思うこともあります。
そんなときに本屋で見つけた本です。
普段から日本小説より海外小説が好きで良く読みますが、海外本は高いので主に図書館で
借りることにしています。
でもこの本は新刊本、直ぐに読みたかったので、貯まっていたTボイントを使って購入
しました。 下巻はペイペイ払いで。
昨夜から読み始めました。
【あらすじ】
ヴィオレットは、ブルゴーニュにある小さな町でたったひとりで墓地管理人をしている。
彼女が住む管理人用の家の一階には、墓地に来る人の待合室──のような空間がある。
墓参者はここで悲しみに浸り、故人との思い出を語り、死にまつわる秘密を打ち明ける。
そして二階には、ヴィオレットだけの部屋があり誰も踏み入ることはなかった。
彼女の過去と同じように──。
そんなある時、一緒の墓に入ると決めた男女の存在が、彼女の人生を大きく揺るがし、
あきらめていた感情に血が通い始める。
主人公のヴィオレットは墓地の管理人。
墓地の小説なので、亡くなった人たちの生前の物語だけかと思って読み始めましたが、
ヴィオレットの生い立ちからはじまり、墓地で働く墓掘りの男衆、墓参者、葬儀の様子
など生きている人々の物語でもありました。
なぜか温かい、生と死が隣合わせの命の物語。
ドキドキのストーリーはありませんが、ゆったりと心和みながら読んでいます。
心の芯線に触れる本に出会うと、気分が楽しくなりますね。
墓地の物語なのに、不思議に暗くないのはヴィオレットの墓守りの暖かさと花の香りが
文中に漂うからかもしれません。
フランスでは130万部、2020年、ロックダウン中のイタリアで一番売れた本で、
2022年にはノルウェーで一番売れた本となり、アメリカでも〈ウォール・ストリート・
ジャーナル〉が選ぶベスト・ブックに選出されるなど、国際的なベストセラー小説。
上下合わせて700ページに及ぶ長編小説ゆえ、読み始めたばかりでこれから佳境に
入るところです。
(本の一節より)
眠りにつきながら私は思った。好きな小説を読んでいる途中では、絶対に死にたくない。
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